僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

8/18のカープ 中村祐太に久々白星を 驚異的な登板ペースの勝ちパターン3投手に最敬礼 ヤクルト戦

8/18のカープ試合速報です、スワローズ戦は1-0でカープが勝ちました。

中村祐太投手は初回、2回とピンチを迎えますが粘りのピッチングで無失点にしのぐとしり上がりに調子を上げていきます。ブキャナン投手の動く球に苦戦した打線でしたが5回、2アウトから菊池選手の目の覚める一振り、レフトスタンドへのソロアーチで先制に成功すると、今月驚異的なペースで登板を重ねる勝ちパターン3投手が虎の子の1点を守り切り逃げ切ったカープ。マジックを25としています。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 8 0
広島 0 0 0 0 1 0 0 0 X 1 6 0

 

投手情報 

勝利投手 中村祐 (4勝2敗0S)

敗戦投手 ブキャナン (6勝10敗0S)

セーブ 今村 (1勝3敗23S)

ヤクルト ブキャナン、松岡、近藤 - 中村

広島 中村祐、一岡、中崎、今村 - 磯村、石原

本塁打   菊池13号(5回裏ソロ)

 

試合概要

試合は中村祐太投手、ブキャナン投手の先発で始まります。

 

中村祐太投手は初回、先頭の坂口選手にレフトへのヒットを許すと1アウトからワイルドピッチでランナーを2塁に進め、先制のピンチを招きます。

しかしバレンティン選手をショートゴロ、山田選手には粘られながらもフルカウントから10球目、外角低めのスライダーで空振り三振に打ち取り、ピンチを脱します。

 

一方のカープは田中選手がフォアボールで出塁しながら、ランナーを進めることができずに無得点。

試合は静かな立ち上がりを見せます。

 

中村祐太投手の2回。

先頭のリベロ選手を追い込みながらも内角低めのストレートをレフトフェンス直撃のヒットを許すと藤井選手にも甘く入ったスライダーをライト前に運ばれノーアウト1,2塁のピンチを迎えます。

 

しかし中村選手を高めのカーブでレフトフライに打ち取ると、続く西浦選手はフルカウントから外角のスライダーでセンターフライ、最後はブキャナン投手を三球三振に打ち取りここもピンチをしのぎます。

 

 

 

 

中村祐太投手を援護したい打線は3回。

先頭の磯村選手が粘って9球目にフォアボールを選んで出塁すると中村祐太投手が送りバントを決め1アウト2塁のチャンスを作ります。

 

しかし田中選手がフルカウントからカーブにタイミングを外され空振り三振に倒れると、菊池選手もフルカウントからのカーブでショートゴロ。

先制点を奪えません。

 

徐々に調子を上げる中村祐太投手が4回初めての三者凡退に抑えると打線はその裏。

1アウトから鈴木誠也選手がフォアボールで出塁しますが盗塁失敗で2アウト。

しかしここから松山選手フォアボール、エルドレッド選手がチーム初ヒットとなるショートへの内野安打、安部選手が追い込まれながらも外角低めのチェンジアップをライトへのヒットを放ち満塁のチャンスを作ります。

 

打席には磯村選手。

2‐2から真ん中付近のカーブを打つと打球は三遊間深いところへ。

ファーストはセーフになるかもしれないタイミングでしたが西浦選手が冷静にサードへ送ってフォースアウト。

3アウトとなり先制点を取ることができません。

 

 

5回、中村祐太投手は内野安打1本を打たれながらもアウトは全て三振で奪い無失点で終えると打線はその裏。

2アウトから菊池選手の打席。

 

3-1からの5球目、カットボールが真ん中高めに浮いたところを振り抜くと、打った瞬間それと分かるレフトスタンド上段まで運ぶ貴重な先制のソロホームラン。

カープが試合中盤にようやく欲しかった1点を掴みます。

 

先制点をもらった直後も中村祐太投手は変わらず好調を維持、三者凡退に抑えて中継ぎ陣にマウンドを託します。

 

7回は一岡投手。

6番からの打順で連続三振にピッチャーゴロで危なげなく三者凡退に退けてくれると8回は中崎投手。

 

代打大松選手をレフトフライに仕留めて1アウトを取りますが、坂口選手に外のスライダーをレフトへツーベースとされ、1アウト2塁のピンチを迎えます。

山崎選手を内角高めのストレートで詰まらせて2アウト。

バレンティン選手へのフルカウントから外角低め、ボールへ逃げていくスライダーを投じハーフスイング。

しかしスイングとはならず、フォアボールで1,2塁とピンチが広がります。

 

打席には山田選手。

2‐2からの6球目、外角低めを狙ったスライダーが高く浮きますがぎりぎりストライクの判定で見逃し三振。

ピンチを脱します。

 

何とか追加点を奪いたい8回裏のカープ。

近藤投手相手に1アウトから丸選手がライトへのヒットで出塁すると盗塁を決め追加点のチャンスを作ります。

鈴木誠也選手はフルカウントから誘い球のスライダーを見極めフォアボールでつなぎますが松山選手は外角高めのボール気味のストレートに手が出て空振り三振。

エルドレッド選手も内角高めのストレートでレフトフライに倒れ、追加点を奪えません。

 

9回のマウンドには今村投手。

先頭のリベロ選手に真ん中低め、ボール気味のフォークを捕らえられ三遊間への痛烈な打球。

田中選手が飛び込みボールを抑えますが、必死のファーストへの送球が逸れてしまい内野安打で出塁を許します。

 

続く藤井選手はをバスターでファール、バントでファールと2球で追い込みますが、3球目のストレートが真ん中付近に入ってしまいレフトへはじき返されノーアウト1,2塁のピンチを迎えます。

中村選手に送りバントを決められ1アウト2,3塁と同点・逆転のピンチ。

 

奥村選手は1-1から外角のスライダーで前進守備のショート正面のゴロ。

ホームに突っ込んだ3塁ランナーをホームで確実にタッチアウトに仕留めて2アウト。

最後は代打の大松選手を2-2から低めのフォークを振らせて空振り三振でゲームセット。

 

厳しい展開のゲームでソロホームランで奪った1点を守り切ったカープ、連敗はせず、マジックを25に減らしました。

 

  

 

試合感想

 

久々の1軍マウンドとなった中村祐太投手が躍動しました。

初回、2回こそ不安定なピッチングを見せましたが、打順の巡りにも助けられ無失点で切り抜けると一気にリズムに乗りました。

 

6回を投げ105球5安打無四球無失点。

先発5,6番手としては十二分のピッチングを見せてくれました。

 

特に素晴らしかったのは100球を目前に控えた6回のマウンド。

待望の先制点を取ってもらった直後のマウンド、クリーンアップからの攻撃を踏ん張れるかどうかでしたが変化球主体で上手く相手の打ち気をかわせました。

ボールが高く浮いたり甘くなることはあるのですが、磯村選手のリードで狙い球を外せていたのか、痛打されることはありませんでした。

 

3ボールにする場面も少なく、無四球だったのが素晴らしかったですね。

これでとりあえず先発5番手に目途が立ちました。

ジョンソン投手の復帰も期待できそうですし、谷間が2つできていた先発の穴は埋まっていきそうですね。

優勝へ突き進むチームにとって非常に明るい材料です。

 

そして後を引き継いだ中継ぎ陣。

6連戦が続く中登板が立て込んでしまっていますが、今日も無失点でつないでくれました。

 

一岡投手は好調を維持してくれていますが、中崎投手、今村投手にはやや疲れの色が見えています。

それもそのはず8月に入って今日で16試合目、うち一岡投手が10試合、中崎投手が11試合、今村投手も11試合に登板しています。

凄まじい登板ペースです。

 

今月は今日のように打線が得点を重ねられず、どうしても終盤まで競った展開のゲームが多くなっているのが一因です。

今日で今月の成績が8勝6敗2分となりましたが、半分の8試合が1点差以内のゲームです。

それに加えて3試合3点差以内で勝った試合があるのでいかに勝ちパターンのこの3投手の力が必要なゲーム展開が立て込んでいるかが分かるかと思います。

 

昨日は登板していないとはいえ、延長を見据えて誰かは肩を作っていたはずです。

本当にフル回転、良く投げてくれていると思います。

踏ん張ってくれましたがもし今日、中崎投手、今村投手が打たれていたとしても責められる気にはならなかったと思います。

 

 

打撃陣は調子の上がってきていたブキャナン投手を捕まえられませんでした。

一時期調子をすごく落としていたため防御率は上がってきていますが、元々安定感はあり調子が戻ればエース級のピッチャーです。

今日はその動く球を捕まえきれませんでしたね。

 

それでも菊池選手のあの一撃。

2アウトから3-1のカウントで狙って良い場面でしたが、見事に高めに浮いたボールを仕留めてくれました。

2番にあれだけのパンチ力を秘めた打者がいることはカープのストロングポイントの一つですね。

 

つなぐだけじゃない、率も長打もあるバッターが田中選手とクリーンアップをつないでくれています。

振り返ると2四球2安打で無得点に終わった4回の攻撃で鈴木誠也選手の盗塁がなければ…という感じですがその盗塁で助けられている面もかなりありますので責められませんね。

 

ブキャナン投手には抑え込まれましたが、6回で121球を投げさせるなど、点をとれないながらも粘りは十分に見せてくれました。

明日は得点を重ねてもらい、勝ちパターンの中継ぎ陣を温存できる理想的な展開を期待したいと思います。

 

 

8/19の試合展望

予告先発はカープが薮田投手、スワローズは小川投手です。

 

薮田投手は今シーズンここまで32試合に登板、うち9試合に先発し11勝2敗3H、防御率は2.59です。

先週のジャイアンツ戦では菅野投手と投げ合い1-0での見事なプロ初完投初完封勝利を挙げています。

 

先週はチームが4連敗で菅野投手を相手にした苦しい試合でしたが、4四死球こそ与えながら、点を与えなければ良いと開き直り素晴らしいピッチングを見せてくれました。

8回の打席に立つ薮田投手への歓声、9回のマウンドに上がる際の歓声。

あの素晴らしさを知った今、薮田投手はさらに一回り大きくなってくれたと思います。

 

 

次の目標である先発だけでのシーズン2桁まであと2つです。

シーズン最多勝争いに残るためにも、明日のピッチングに期待しましょう!

 

対する打線の相手は小川投手です。

ここまで17試合に登板、うち13試合に先発し、5勝6敗1H、防御率は3.09。

先週のドラゴンズ戦では8回3失点で敗戦投手になっています。

 

マツダでは今シーズン2度対戦しており、計13回で3得点と抑えられてしまっています。

 

集中打で得点を積み重ねるのが難しい投手だけに、やはり長打や足を絡めての得点に期待したいところです。 

 

 3週間前、マツダスタジアムで同じ先発投手の顔合わせで敗れ、薮田投手は先発転向後初黒星を喫しています。

明日はリベンジしてもらいましょう!

 

チーム一丸で目の前の一戦一戦を頑張ろう、カープ!

 

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