僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

8/16のカープ 左打者で藤浪攻略 代打新井の一振りで突き放す 阪神戦

8/16のカープ試合速報です、タイガース戦は5-3でカープが勝ちました。

打線は初回、昨日に引き続きタナキクコンビがチャンスを作ると松山選手のタイムリーで先制点を取ると、3回には西川選手、安部選手に連続タイムリーが飛び出し序盤で3点を奪い主導権を握ります。大瀬良投手はバックの好守に助けられながら試合を作りますが6回に3長打を浴び2失点。しかし直後に新井選手、岩本選手の代打連続タイムリーで2アウトから突き放すと勝ち継投で逃げ切ったカープ。4連勝でマジックは26です。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 1 0 2 0 0 0 2 0 0 5 10 0
阪神 0 0 0 0 0 2 0 1 0 3 9 0

 

投手情報 

勝利投手 大瀬良 (8勝1敗0S)

敗戦投手 藤浪 (3勝4敗0S)

セーブ 今村 (1勝3敗22S)

広島 大瀬良、中田、一岡、中崎、今村 - 石原、會澤

阪神 藤浪、岩崎、高橋、桑原、石崎、藤川 - 梅野、坂本

本塁打   なし

 

試合概要

試合は大瀬良投手、藤浪投手の先発で始まります。

   

カープは初回、先頭の田中選手がサード側へのセーフティバントを成功させ出塁すると菊池選手がセンターへのヒットでつないでノーアウト1,2塁とチャンスを作ります。

丸選手が2‐2からセカンドゴロに倒れますが、ランナーは進塁して1アウト2,3塁とチャンスが広がると、鈴木誠也選手はフルカウントからフォアボールを選んで1アウト満塁。

 

松山選手は1‐1から低めのストレートをレフトへ打ち上げます。

打球は伸びて、フェンス際で捕球を試みたレフトの大山選手のわずか頭上を越えてフェンス直撃のタイムリーヒット。

タッチアップに備えていたセカンドランナーの菊池選手は生還できませんでしたが1点を先制し、なおも1アウト満塁と攻め立てます。

 

しかしここで西川選手が1バウンドのカットボールに空振り三振に倒れると、安部選手は内角高めのストレートに見逃し三振に倒れて追加点は奪えません。

 

一方の大瀬良投手も先頭の大山選手にレフトへのツーベースを許してノーアウト2塁のピンチを背負う立ち上がり。

しかし、ここは西岡選手をサードフライ、福留選手をセカンドゴロ、ロジャース選手は三遊間への痛烈な打球を田中選手がダイビングキャッチ、ショートゴロに抑え同点を許しません。

 

 

 

カープは2回、1アウトから大瀬良投手の打席。

1‐1からストレートがすっぽ抜け、ボールは大瀬良投手の左肩付近を直撃するデッドボール。

一度治療に下がりますが、その際も笑顔、治療を終えてファーストへ向かう際にも笑顔を見せ藤浪投手を気遣います。

 

さらにツーアウトから菊池選手がフォアボールを選んで1,2塁とチャンスを作りますが丸選手はセカンドゴロに倒れて無得点に終わります。

 

3回のカープ。

先頭の鈴木誠也選手が粘って7球目でフォアボールを選んで出塁すると、松山選手の初球に盗塁成功。

 

松山選手は2ボールから低めのストレートを引っ張りますが、ロジャース選手のダイビングキャッチに阻まれファーストゴロに倒れるも、ランナーは進んで1アウト3塁とチャンスを広げます。

 

ここで西川選手は初球の外角低めのストレートを逆らわずはじき返すと打球は左中間、センターの頭上を越えていくタイムリーツーベースとなり1点を追加します。

さらに続く安部選手も初球、内角のストレートを引っ張りライト前に持っていくと、西川選手がホームイン。

バックホームの間に2塁を狙った安部選手はカットが入って1,2塁間に挟まれタッチアウトとなりますがこの回2点を追加し3-0と突き放します。

 

さらにカープは4回。

2アウトから菊池選手に対しての2球目、カットボールがすっぽ抜けるとボールは菊池選手の頭付近へ一直線。

避けますが再びデッドボールとなり、両軍ベンチからグラウンドに選手、首脳陣が出てくる一触即発ムードに。

 

何とか収まり試合は再開。

丸選手が1-1からの3球目、真ん中ストレートを左中間にはじき返すと、センターの中谷選手がフェンス手前で抑えますがスタートを切っていた菊池選手は一気にホームを狙います。

しかしここは中継に入った北條選手からの返球が良くタッチアウト、追加点を奪えません。

 

その裏の大瀬良投手はロジャース選手、鳥谷選手にヒットを許して1アウト1,2塁のピンチを迎えますが北條選手を外のストレートで見逃し三振、梅野選手を外角カットボールで泳がせキャッチャファールフライに打ち取りピンチを脱します。

 

カープは5回、内野安打とフォアボール二つで2アウト満塁のチャンスを作りますが、ここは大瀬良投手に打席が回って無得点。

 

6回を岩崎投手に抑えられるとその裏、大瀬良投手は1アウトからロジャース選手にフェンス直撃のツーベースを浴び、1アウト2塁のピンチを迎えます。

中谷選手の初球、カーブがワンバウンドとなりワイルドピッチで1アウト3塁とピンチを広げますが、中谷選手を内角高めのストレートで空振り三振に打ち取り2アウトまでこぎつけます。

 

しかし鳥谷選手に2ボールから真ん中に入ったカットボールを左中間にはじき返されツーベースで1点を返されると、続く北條選手にも1ストライクからの2球目、低めのストレートをセンターへのツーベースとされ1点差に詰め寄られます。

 

さらに代打の伊藤選手に粘られ9球目で歩かせたところで降板。

中田投手がマウンドに上がります。

その初球、低めのストレートで坂本選手をセンターフライに打ち取り、同店は許さずに踏ん張ります。

 

直後の7回。

カープは高橋投手から先頭の鈴木誠也選手がこの日4つ目のフォアボールを選ぶと、1アウトから西川選手の打席で盗塁に成功し1アウト2塁のチャンスを作ります。

 

西川選手は2‐2から外のストレートを打ち返してレフト前ヒットで1,3塁としますが、安部選手は浅いレフトフライに倒れて2アウト。

 

打席には石原選手の打順で代打の新井選手。

代わった桑原投手に1‐2と追い込まれての5球目、高く浮いたスライダーを引っ張ると三遊間を破る貴重なタイムリーヒットで1点を追加します。

 

なおも1,2塁で代打の岩本選手。

1ストライクから外の高めのストレートを流し打つと打球はレフトライン際のフェンスを直撃。

一度はファール判定となりますがリプレー検証後にフェアと判定は覆りエンタイトルツーベース扱いでカープが1点を追加、2アウト2,3塁でプレー再開となります。

(代走の野間選手がファーストランナーで2アウトでスタートを切っていただけに、またレフトの大山選手がジャンプしてキャッチを試み、フェンスに当たった打球の処理は遅れていただけに、野間選手の生還をめぐって緒方監督は猛抗議、結局覆りませんでした)

 

田中選手はファーストゴロに倒れてこの回は2点で攻撃を終え、5-2。

 

その裏一岡投手は先頭の大山選手を歩かせますが後続を断ち切り無失点でつなぐと、8回は中崎投手。

1アウトから鳥谷選手、北條選手に連続四球を与えて1,2塁のピンチを招きます。

高山選手は2‐2から外角高めのシュートで空振り三振に打ち取りますが、続く坂本選手に外の高めに浮いたスライダーをライト前に運ばれ1点を返されます。

 

なおも2アウト1,3塁のピンチでしたが大山選手をスライダーでセカンドフライに打ち取り、1点で反撃を凌ぎます。

 

最終回は今村投手。

先頭の西岡選手にピッチャー強襲の内野安打を許しますが、福留選手・ロジャース選手を内野ゴロに打ち取り2アウト。

中谷選手にフォアボールを与え1,2塁と同点のランナーを出して鳥谷選手を迎えます。

 

粘られフルカウントとなりながらも最後は7球目、内角低めのフォークでショートゴロに打ち取り3アウト。 

接戦をものにしたカープは4連勝、タイガース戦勝ち越しを決め、マジックを26としています。

  

 

試合感想

今日も打線が初回に先制点を取ってくれました。 

藤浪投手対策で5番以降左を並べましたが、この采配が見事に的中。

毎回のようにランナーを賑わせ、かなりの残塁を喫しましたがそれでも松山選手、西川選手、安部選手とそれぞれがタイムリーを放って藤浪投手から序盤3回までに3点を奪い主導権を握りました。

 

1点差に迫られた後の新井選手の一打も試合展開としては非常に大きかったです。

タイガースが絶対の信頼を寄せる桑原投手に追い込まれながらも、集中して甘く浮いたスライダーを逃しませんでした。

さすがの大ベテランの一振りが試合の流れをまたカープに引き寄せてくれましたね。

 

しかし敵ながら藤浪投手は本当に心配です。

得意だったはずの右打者に対して明らかに制球ができていません。

おそらくイップスだと思います。 

 

そんな中でデッドボールを受けた直後に見せた大瀬良投手の気遣い。

LINEで連絡を取る仲の藤浪投手の置かれている状況(今日は四死球がかさんで登録抹消された後の1軍復帰戦でした)、そしてピッチャーに当ててしまった投手心理を分かったうえでの対応だったと思います。

この当たりがプロのピッチャーとして厳しさに欠けるという批評につながる面でもあり、大瀬良投手の素晴らしいところでもあると思います。

 

今日のふるまいにも見て取れる大瀬良投手の素晴らしい性格を紹介した過去記事はこちら。

bokuranocarp.hatenablog.jp

 

しかし幸い今日はけが人が出ずに済みましたが、菊池選手にもすっぽ抜けのボールが頭付近に来た際にはカープベンチが激怒(当たり前ですが)。

一触即発の雰囲気となっただけに藤浪投手の症状が心配にはなります。

今後も起用することで万が一、デッドボールでけが人が出てしまった時には確実に物議を醸しますよね。。球界を代表するピッチャーになり得る選手だけに立ち直るまでタイガースも大事に上手く環境を整えてあげてもらいたいものです。

 

また、今日も審判の微妙な判定にカープは泣かされました。

1点差に迫られた直後の攻撃、新井選手のタイムリーで1点を返した後の岩本選手の当たり。

ルール上どうなっているのか細かいことは分かりませんが、リプレー対象のプレーであればインプレーとして判定、プレーを続行して、その後にファールかリプレーで検証するべきだったのではないでしょうか。

そうであれば野間選手は十中八九ホームインしていたと思います。

後味の悪いリプレー検証となりましたね。 

 

あと鈴木誠也選手が今日は5打席連続フォアボール。

球団ではタイガース金本監督が記録して以来とのことです。

これも強打者として警戒される存在になった証でしょうか。

打ちたい気持ちを抑えて良く選びました、若い選手だけに打ちたいあまり変な球に手を出して調子を崩すのは心配ですが、今日の感じをみていると、5番以降が結果を出していることもありまだ大丈夫そうですね。

 

 

 

投げては大瀬良投手。

初回の同点を防いだ田中選手のファインプレーを始め、味方の守備に支えられながら6回途中113球7安打2四球2失点。

6回はもうひと踏ん張りができずに中田投手の救援を仰ぎましたが、死球の影響を感じさせず試合を作って昨日の野村投手に続いて8勝目を挙げました。

 

3年ぶりのシーズン二けたに向けて前進しています。

開幕以来ローテーションをきっちり守ってチームを支え続けてもらっているだけに野村投手と共に是非達成してもらいたいところです。

 

今日は接戦だったこともあり、昨日投げた勝ちパターン3投手はまたしても6連戦最初で連投となりましたが、シーズン終盤での2位との直接対決だけに致し方ないでしょう。

明日は接戦となってもジャクソン投手、中田投手も期待できるだけに起用法に配慮があっても良いかもしれませんね。

 

引き分け数の絡みでしょうか、直接対決に勝ってもマジックは1つしか減りませんでしたが、着実にタイガースを追い詰めています。

この勢いが明日にもつながることを期待しましょう! 

 

8/17の試合展望

予告先発はカープが福井投手、タイガースは岩田投手です。

 

福井投手は今シーズンここまで4試合に先発し、1勝3敗、防御率は7.15です。

先週のジャイアンツ戦では5回途中6失点でKOされ、敗戦投手となっています。

 

先週、久々の1軍登板となった福井投手ですが、4回まで無失点ながらも、インスタが炎上したあの一球の判定の後立て直れずに連打を浴び、結果的には6失点でKO。

明日の登板は生き残りをかけたマウンドとなります。

 

若い先発ローテーションがチームを引っ張り、2軍にも有望株がいる中で29歳の福井投手に巡ってくるチャンスは、もし結果を残せなければこれが今シーズン最後になるかもしれません。

昨年期待されながらもケガに泣いた悔しさ、前回登板でのあの1球の悔しさを晴らして連覇に向けて勢いづくチームの輪に加わってもらいましょう!

 

対する打線の相手は岩田投手です。

7月下旬に先発ローテーションに割って入った岩田投手はここまで3試合に先発し、2勝0敗、防御率は2.60。

先週のベイスターズ戦では7回1失点で勝ち投手となっています。

 

カープは8/3に対戦しており、その時は6回途中で2得点。

今日貴重な一打を放ち、前回岩田投手との対戦で相性の良さそうなバッティングを見せていた新井選手のスタメンがありそうですね。

 

 

ここ2試合のように明日も主導権を握ってさらに勢いに乗りましょう!

 

 

チーム一丸で目の前の一戦一戦を頑張ろう、カープ!

 

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