僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

7/7のカープ 年に一度あるかないか 新井の代打逆転ホームランでひっくり返す ヤクルト戦

7/7のカープ試合速報です、スワローズ戦は9-8でカープが勝ちました。

原投手を攻めきれず、戸田投手が5回までに7失点と劣勢に立たされたカープ。それでもあきらめずに7回に2点を返すと、9回に5点差を2本のソロホームランで詰め寄り、2アウトから全員でつないでいったカープ。最後は大ベテラン新井選手が代打逆転スリーランホームランをバックスクリーンに叩き込んで9回に6得点で試合をひっくり返しました。今村投手がきっちりリードを守り切り、大逆転で連勝です。

 

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 0 0 0 1 0 0 2 0 6 9 15 0
ヤクルト 2 0 0 2 3 0 1 0 0 8 9 1

 

投手情報 

勝利投手 ジャクソン (2勝2敗1S)

敗戦投手 小川 (4勝3敗0S)

セーブ   今村 (1勝1敗17S)

広島 戸田、九里、ジャクソン、今村 - 磯村、石原

ヤクルト 原樹、近藤、ルーキ、小川 - 中村

本塁打   山田12号(1回裏2ラン)、松山6号(4回表ソロ)、バティスタ6号(9回表ソロ)、菊池6号(9回表ソロ)、新井7号(9回表3ラン)

 

試合概要

試合は戸田投手、原樹里投手の先発で始まります。

   

初回、カープは原投手の課題の立ち上がりにチャンスを作ります。

先頭田中選手がフルカウントからセンター前ヒットで出塁すると、菊池選手の打席で盗塁に成功、さらに菊池選手もフルカウントからフォアボールで出塁しノーアウト1, 2塁とチャンスを作ります。

 

丸選手のレフトフライの間にタッチアップで好走塁を見せ1アウト2, 3塁とチャンスを広げます。

しかし鈴木誠也選手が外のカットボールに空振り三振を喫すると松山選手は初球をライトフライ、先制の絶好機を逸します。

 

対する戸田投手の立ち上がり。

先頭の荒木選手を追い込みながらセンター前ヒットで出塁を許すと1アウトから山田選手に内角高めのストレートをレフトスタンドに運ばれ2点の先制を許します。

 

2回をともに無得点で終えた後の3回、再びカープは上位打線でチャンスを作ります。

 

 

先頭の田中選手がショートへの内野安打で出塁すると菊池選手が初回に続いてフォアボールでつないで再びノーアウト1, 2塁のチャンスを作ります。

迎えた丸選手、フルカウントから内角高めのストレートを捕らえますが、運悪くファーストライナーに終わると飛び出していた田中選手も戻れずダブルプレー、鈴木誠也選手がショートゴロに倒れてこの回もチャンスを生かすことができません。

 

そんな中で4回の表、先頭の松山選手でした。

追い込まれてからの低めのフォークボールをすくい上げると、打球はライトスタンドぎりぎりに飛び込む反撃のソロホームラン、1点差に詰め寄ります。

 

しかしその裏、2回、3回と三者凡退に抑え、立ち直りかけていた戸田投手がクリーンアップにつかまります。

先頭の山田選手に追い込んでから甘く入ったチェンジアップをレフトへのツーベースとされると、バレンティン選手のセカンドゴロで3塁に進まれ1アウト3塁のピンチを背負います。

 

続く坂口選手は上手く内角低めのチェンジアップでファーストゴロを打たせバックホーム、際どいながらセーフと判定されリプレイ検証後も判定変わらずホームインを許し、1点を追加されます。

さらに中村選手を追い込んでから甘く入ったチェンジアップをセンターへのツーベースとされ、さらに1点を失い3点差に広げられてしまいます。

 

さらに5回、先頭の原投手に内角のスライダーをライト前ヒットとされると荒木選手の送りバントで1アウト2塁とされます。

上田選手に初球の外角高めに浮いたスライダーをセンターにはじき返されると山田選手の打席で盗塁を決められ1アウト2, 3塁とピンチを広げます。

 

ここで山田選手に1-1から外角低めのストレートをセンター前にはじき返され2点を追加され、バックホームの間に2塁に進まれます。

さらに1アウト2塁からバレンティン選手にもセンター前タイムリーを失い1-7、点差は6点に広がります。

 

反撃に出たいカープは7回、1アウトからスタメン出場の磯村選手がこの日2本目のヒットで出塁すると代打バティスタ選手がライト前ヒットでつないでライト上田選手の悪送球の間に2塁へ進み、1アウト2, 3塁のチャンスを作ります。

 

田中選手が内角高めのカットボールで空振り三振に倒れて迎えた菊池選手。

2-1から外のスライダーに食らいつきレフト前タイムリーで1点を返すと、さらに丸選手も1ストライクから低めのフォークをライト前タイムリー、連続タイムリーで2点を返します。

 

なおも続くチャンスで鈴木誠也選手は代わった近藤投手の前に外のスライダーを引っかけサードゴロでスリーアウト、2点で攻撃を終えます。

 

その裏6回を無失点に切り抜けた九里投手がマウンドに上がりますが1アウトから上田選手にセンターへのヒットで出塁を許すと山田選手、バレンティン選手に連続フォアボールを与え自ら1アウト満塁のピンチを招きます。

ここで坂口選手にライトへの犠牲フライを許して1点を追加され3-8、点差を5点に広げられます。

 

カープは8回をルーキ投手に0点に抑えられると、その裏はジャクソン投手が2つの三振を含む三者凡退で最後の攻撃に望みを託します。

 

スワローズのマウンドには小川投手。

先頭のバティスタ選手がいきなり初球、高めのストレートをレフトスタンドに運んで1点を返すと、1アウトから今度は菊池選手が同じく高めのストレートを再びレフトスタンドぎりぎりに運んでさらに1点を返し5-8と3点差に詰め寄ります。

 

さらに丸選手がフルカウントからフォアボールを選んで出塁すると、鈴木誠也選手がセンターフライに倒れて2アウト。

しかし、松山選手が追い込まれながら高めのストレートをセンターへはじき返してツーベースでさらに1点を返し2点差まで詰め寄ると、途中出場の西川選手が追い込まれながらも外角高めのチェンジアップに食らいつきセカンド内野安打でつないで2アウト1, 3塁。

 

ここで打席には代打の新井選手。

2-1のバッティングカウントから真ん中付近に入ってきたストレートを逃しませんでした。

思い切り振り抜いた打球はカープファンの願いを乗せてセンターバックスクリーンに飛び込む代打逆転スリーランホームラン!

カープが最終回になんと一気に6点を奪い、大逆転に成功します。

 

その裏を守護神の今村投手が連投でもきっちり三者凡退に仕留めて逃げ切ったカープ。 

シーズンに一度あるかないかの大逆転劇で連勝です。

 

 

 

 

試合感想

9回の攻撃にしびれました。

 

立ち上がり、そして3回とタナキクコンビが理想的な仕事をしてノーアウト1, 2塁のチャンスを作りながらも捕らえきれず劣勢に立たされていました。

松山選手の一発はありましたが6回までわずか1点に抑えられていました。

 

しかし7回に磯村選手、代打のバティスタ選手の連打でチャンスを作ると菊池選手、丸選手が連続タイムリーで原投手から意地の2得点で詰め寄りました。

これが9回の逆転劇に結果的にはつながりましたね。

 

スワローズの小川投手は1軍復帰後、慣れない中継ぎに転向、わずか2試合目の登板でした。

しかもチームが5連敗中ということもあって、今月初めての登板。

慣れない中継ぎの登板を、さらに登板間隔が空いた難しい状態で迎えていました。

 

そしてその初球、高めに浮いたストレートを逃さなかったバティスタ選手がその不安をさらに増幅させました。

結果が出ない中でも我慢して使い続けた首脳陣の我慢がこんなところでも実を結びましたね。

 

さらに菊池選手も高めのストレートを逃さずに再び一発を見舞い、小川投手の精神面をさらに揺さぶりました。

気持ちを切り替えようとした小川投手でしたが丸選手がいやらしく粘って8球目でフォアボールを選んで塁に出ると鈴木誠也選手が倒れて2アウトになってもあきらめませんでした。

 

あと1球まで追い込まれた松山選手、西川選手が何とかつなぐと、百戦錬磨の大ベテランが最後は一振りで決めてくれました。

1イニング3本目のアーチは興奮しすぎて何が何だかよく覚えていません。

現地観戦していた方が羨ましい…とにかくあの展開でもあきらめずに最後まで応援していたファンへの最高のプレゼントになりました。

 

本当にすごい、頼もしい打線です!

 

 

一方、期待の戸田投手は厳しいマウンドになりました。

 

戸田は初回の山田選手の一発は高めに浮いたストレートを打ち返されたわけですが、久しぶりの1軍マウンドの立ち上がり、まだ仕方がないと思えましたが4回の2点がいただけませんでした。

 

打線がチャンスを生かせない中、何とか1点を返したその直後。

先頭の山田選手を追い込んだところまでは良かったですが高めに2球抜けた後に勝負のチェンジアップが真ん中に入って痛打されました。

1点を取られて迎えた中村選手も同じように追い込みながら勝負に行ったチェンジアップが真ん中付近に入ってツーベースを浴びてさらに1点を失いました。

 

カウントに余裕がある場面だっただけに、そして反撃機運が高まっていた特に重要なイニングだっただけに、コントロールミスが残念でした。

5回の失点は先頭のピッチャーに打たれたヒットから。

とにかく課題が浮き彫りになったほろ苦い復帰マウンドとなってしまいました。

 

期待の若手左腕だけに、次回1軍登板がいつになるかは分かりませんが、この登板から学んで一回り成長してもらいたいところです。

 

九里投手も今日は2つのフォアボールからピンチを作って失点してしまいました。

ある程度長いイニングを投げてくれているので点を取られるのはある程度仕方ないですが、ここも点を返した直後に悪い取られ方でしたね。

 

ジャクソン投手はいよいよ調子が戻ってきたでしょうか。

今日も2三振を奪うなど1試合連続の三者凡退、白星までおまけでついて上り調子に拍車がかかれば良いですね。

もう1試合、2試合楽な場面で様子を見て、結果が出れば再び僅差の場面での起用もありそうです。

 

今村投手はいよいよ守護神の貫禄が付いてきました。

準備も難しかったであろう1点差のマウンドでしたが、何事もなかったかのようにきっちり三者凡退で荒れた試合を締めてくれました。

1点差を抑えたという事実以上に勝ちのあるセーブだったと思います! 

 

7/8の試合展望

大逆転勝ちの勢いをつなぎたいカープ。

明日の予告先発はカープが薮田投手、スワローズは石川投手です。

 

薮田投手は今シーズンここまで27試合に登板、うち4試合に先発し7勝1敗3H、防御率は2.21です。

先週のドラゴンズ戦では6回1失点と好投し、先発転向後4戦4勝を記録し、自身初のオールスターにも選ばれるなど、これまでのところ飛躍のシーズンを送っています。

 

明日は前半戦最後、オールスター前最後の登板となります。

自身初のオールスターに気分よく臨んでもらうためにも、明日もこれまで通りの好投でチームを勝ちに導いてもらいましょう。

余計なフォアボールを抑えることができれば結果はついてくると思います、期待しましょう!

 

打線の相手ベテランの石川投手です。

石川投手はここまで15試合に先発し4勝9敗、防御率は5.01。

先週のタイガース戦では6回途中4失点で敗戦投手となっています。

 

自身登板5連敗中と後がない覚悟で明日の試合に臨むことが予想されます。

早くも今シーズン5度目の対戦となる石川投手に、これまでカープは割とてこずっており、4試合で2勝2敗防御率は3.80。

捕らえられそうで捕らえきれず、6回あたりまでのらりくらりとかわされた試合が2試合あり、いずれも勝ち星を献上しています。

 

ランナーはこれまで通り出せると思いますので、あとはチャンスで1点ずつ積み重ねる攻撃ができるかどうかです。

せっかく大逆転勝ちで勢いがついた試合のあとですから明日も試合開始から攻め立ててもらいましょう!

 

厳しい移動ゲームを非常に厳しい劣勢を奇跡的に覆してものにして勢いに乗るカープ、前半戦最後の9連戦も2勝2敗の五分に戻しました。

この勢いでさらに貯金を増やしてオールスターブレイクに入りたいところです。

チーム一丸で一戦一戦、明日も頑張ろう、カープ!

 

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